Exmouthまで約365km、まずは到着を目指す

Carnarvonを出発し、いよいよExmouthへ!

その距離は約365km。車で4時間ほどの道のりです。

途中には観光地がたくさんあるのですが、前日のうちに売り手のジェームスへ「今日Exmouthに到着します」と伝えていたので、この日はまず無事にたどり着くことを目標にしました。

暑さの中、ひたすら続く一本道

CarnarvonからExmouthまでの道は、とにかく暑くて、まっすぐな道がずっと続きます。

色々な曲を流したり、話をしたりしながら進むのですが、その話題すら尽きてしまうほど長いドライブでした。

そして、困ったのがトイレです。

日本の高速道路のように、定期的にサービスエリアがあるわけではありません。

「そろそろトイレに行きたいな」と思っても、周囲には何もなく、そのまま何十キロも走ることになります。

道路脇では、車と衝突したカンガルーの姿もよく見かけました。

「これがオーストラリアの道なのか……」

日本ではなかなか遭遇しない光景に、驚きながら進みました。

ポケモンがニョキニョキ生えているような場所

Exmouthまでの道のりで、ぜひ見てほしいものがあります。

遠くから見ると、ポケモンのような不思議な生き物が、地面からたくさんニョキニョキ生えているように見える場所です。

「何だこれぇ……!」

私たちは2人で大興奮し、思わず車を停めて近くまで見に行きました。

その正体は、ターマイト・ネスト(Termite Nest)

日本語では「シロアリ塚」と呼ばれる、シロアリの巣です。

最初は小さなドーナツのような形や、小さな山のような形をしていて、それが長い時間をかけて少しずつ大きくなっていくそうです。

私たちが見た大きな塚は、約40年かけて作られたものだと書かれていました。

ちなみに、小さなドーナツ状のものは地面になじんでいて、気づかずに足を乗せてしまうことがあります。

実際にうっかり足を置いてしまったときは、中から虫が一斉に出てきて、本気で噛んできました。

かなり痛かったので、近くを歩くときは足元にも注意してください。

シロアリ塚にミニオンがいた

不思議なシロアリ塚にワクワクしながら進んでいくと、突然、見覚えのある黄色と青のカラーが目に入りました。

「ミニオンや!」

誰かがシロアリ塚をミニオンのようにペイントしていたのです。

ただ、日本人の感覚で見ると、最初に頭をよぎったのは、

「こんな自然のものに色を塗ってしまっていいの……?」

ということでした。

自然の中にある、何十年もかけて作られたものを塗ってしまうことに、少し戸惑いもありました。

でも、周囲はすっかり観光スポットのような雰囲気。

誰も特に気にしていないような、どこか「All good!」な空気が漂っていました。

こういう大らかさも、なんだかオーストラリアらしいなと思った出来事です。

ついにExmouthへ到着

そんなこんなで、ようやくExmouthへ到着しました。

売り手のジェームスへ連絡してみると、

「キャラバンパークを3日間取ってあるから、そこで待ち合わせしよう!」

と言われました。

後から知ったのですが、ジェームスとベッカ夫妻は、そのキャラバンパークで働きながら暮らしていたそうです。

指定された場所へ向かい、緊張しながら待っていると、ついに車が登場しました。

想像以上に大きかった、これからの“我が家”

車の長さは約7m、高さは約2.8m。

実際に目の前で見ると、写真で想像していた以上の大きさでした。

夫も最初は、

「これ、本当に運転できるかな……」

と心配になったそうです。

さらに驚いたのは、このバンの内装から電気システムまで、すべてジェームスとベッカ夫妻が自分たちで作ったということ。

収納やキッチン、バスルームまで、細かいところまで使いやすく考えられていました。

私は特に、木の温もりを感じるキッチンがお気に入りでした。

「これから、この車が私たちの家になるんだ」

そう考えると、うれしいような、まだ実感がないような、不思議な気持ちでした。

3日間の慣らし期間を用意してくれた2人

ジェームスたちは、私たちが車の設備や使い方に慣れるまでの時間として、キャラバンパークを3日間予約してくれていました。

電気システムや水回りなど、初めて使う設備ばかり。

分からないことがあれば、すぐに質問できるようにという配慮だったそうです。

当時のExmouthはスクールホリデーシーズン。

人気の観光地なので、直前では予約を取るのが難しく、どこのキャラバンパークもほとんど満室でした。

そんな時期に、滞在場所まで準備してくれていたことが本当にありがたかったです。

私たちはまず、これまで持ち歩いていた荷物を、ようやくバンの棚へしまいました。

そして、この日は初めてバンの中で一晩を過ごすことに。

初めてのキャラバンパーク

日本にいた頃、夫からキャラバンパークについて説明を受けていましたが、当時の私はいまいち想像できていませんでした。

本栖湖や上高地にあるような、日本のキャンプ場をイメージしていたのです。

ところが、実際に訪れてみると想像以上に設備が整っていました。

きれいなシャワーやトイレ、キャンプキッチン、プールまであり、

「これ、グランピング施設くらいグレードが高くない?」

と驚きました。

料金は、当時で1泊65ドル前後。

もちろん時期や場所によって変わりますが、決して安くはありません。

その後、オーストラリア各地の色々なキャラバンパークに泊まりましたが、RAC系列のキャラバンパークは、設備や清潔感の面で比較的安心して利用できる印象があります。

いつか、おすすめのキャラバンパークについてもまとめたいと思います。

Exmouthで迎えた最初の夜

夜ご飯は、Exmouthのレストランへ食べに行きました。

注文したのは、カンガルーのお肉や、ゾウリエビなどを使った創作料理。

ゾウリエビの英語名はBug。

メニューで見たときは、

「え、虫……?」

と一瞬驚きました。

怖いもの見たさで頼んでみましたが、ちゃんと立派なエビ料理が出てきてひと安心。

「いい車でよかったね」

そんなことを2人で話しながら食べた夕食でした。

ようやく車を実際に見ることができた安心感。

これから、この大きな車を本当に乗りこなせるのかという不安。

さらに、Wise経由で振り込んだ購入代金が、無事に相手の口座へ着金するのかという心配もありました。

安心と期待と不安が入り混じった、忘れられないExmouth最初の夜。

シャワー終わりに空を見上げると星がとっても綺麗でした。

人生で1.2回見れたかどうかだった天の川。

この後、何度も見ることになるとはこの時の私はまだ知らなかったのでした。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回は、このバンの内装と、キャラバンパークで過ごしたバンライフ1日目をご紹介します。

コメントを残す

Van Life, Lifestyle in Australiaをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む